善子「アンタ……闇営業してるってマジ……?」
善子「内緒ってねぇ、それで相手はまともな人たちなんでしょうねえ?」
花丸「……地元の漁港のおじさんたちだから大丈夫だとは思うけど」
善子「地元の網元って……まさか黒澤家は絡んでないわよね!?もしそうだとしたらそれは不味いわよ……」
ルビィ「……」
花丸「ズラぁ……黒澤の人もいたかもしれない……どうしよう、善子ち”ゃ”ー”ん”……」
ルビィ「……」
善子「タイムリーで面白いでしょ」
ルビィ「何も面白くなんかないよ!人の家をまずいところみたいに言うのはやめてー!」
花丸「でも、Aqoursの名前を使ってお金を稼いじゃったのはほんとズラ……」
善子「しかもまだ依頼は残ってるんでしょ?断れないの、それ?」
花丸「無理無理無理無理!そんなことしたらAqoursの名前も傷付いちゃうよ!」
ルビィ「うーん、絶対に他のみんなにも話したほうがいいよ。ルビィたちだけじゃ解決できないよ……」
ルビィ「うまくいかないと思うけどなぁ……」
花丸「やるズラ」
ルビィ「え?」
花丸「まるが責任をとって、ミーティングで提案してみるズラ」
善子「凄い決心みたいに言うけど、そりゃアンタしか責任とる人いないでしょ」
花丸「すでに数十人が購入希望の連絡を入れてきてるよ。だから断れないの」
善子「製作元と折り合いがつかず製造出来なかったって断れば?」
花丸「代金はすでにいただいてるズラ……」
ルビィ「これで断ったら詐欺一歩手前だね……」
花丸「明日のミーティングでアイデアが通ればいいんだから、まだ諦めちゃダメだよ」
善子「何でところどころ他人事なのよ」
ダイヤ「これは……何と言いますか……これは……」
果南「……普通、ダイヤの提案したタオルとか、梨子が推してるTシャツだよね、最初のグッズとしては……これは……え?……これ……え……?」
善子「(やっぱりこうなるわよね)」
ルビィ「(だってこんなアイドルグッズ見たことないよ……お姉ちゃんも絶句してる……)」
曜「梨子ちゃんはどう思う?」
梨子「どうしてこんなものを……ってのが第一印象。率直に言って。うん……」
千歌「私はちょっと嫌かな……これがAqoursの記念すべき初アイテムってのは……いや、記念にはなるかもだけど」
花丸「そう!これは記念になるんだよ!」
鞠莉「Oh…記念ねぇ」
曜「果南ちゃん!?」
ダイヤ「わたくしはノーコメントでお願いしますわ。この件はどちらに転んでもみなさんの意見を指示します、ちょっと失礼……」
ルビィ「お姉ちゃん、大丈夫?」
ダイヤ「え、ええ。少しお手洗いに……」
善子「(どんだけショックなのよ……)」
花丸「そっ、そうでないと発表していません!絶対にこれはAqoursの船出にふさわしいグッズになってくれます!」
梨子「花丸ちゃん……」
千歌「うぅ~ん。何か未だにしっくりこないけど、そこまで言うなら何かこれでも良いかな~って気はしてきたよ」
善子「(えぇ……)」
ルビィ「(絶対に無しでしょこれは……)」
手描きやんけ!
プロのおじ様方が会議に会議を重ねて作ってしまうのだから笑えない
はないだろと思ったら
それは絶対に消えない3Dクリスタル
だったよ
あの値段で買う奴いるのかとは思うけど
商材が悪徳なんですがそれは
(元々値段がアレなんだから)台座は付けてやれって感じだわな
コメント