かのん「ねぇねぇ恋ちゃん可可ちゃん恵方巻きパーティーしない？」恋「恵方巻きパーティーですか？」可可「？」【SS】

恋「基本的にはここまで大きく行ってるのは日本だけですね。例えばかのんさんのルーツでもあるスペインでは厄祓いで馬肉を歳の数だけ食べるという文化もありますし似てるようなものはありますが」

可可「そうなんデスね！」

かのん「そ…そーなんだよ！スペインではそんな感じだったなぁ！他の国では厄祓いのお祈りだから静かにやる行事なんだよね！スペインでもそれ静かにやってたから違和感あったなぁ！」

恋「？？？」

恋「スペインのその行事はその後昼と夜にわたって歌ったり踊ったりを続けたりするのでむしろ盛り上がるような形のはずですが…？」

かのん「あ、あー！そうだった！あの時はずっと盛り上がってて楽しかったなぁ～！」

可可「かのん…またやってマスね…？ホントはそんなことやったことないデスよね？」

かのん「うぇえええ！？可可ちゃんそんなわけないじゃん！あースペイン思い出すなぁ～！あ、そんなことより！」

可可「話ずらしまシタ」

恋「話変えましたね」

かのん「やっぱり節分といえば豆まきだからさ！鬼役はこの人に頼んだよ！」

夏美「オニナッツー！鬼役はこの夏美が受けさせていただきますの！」

夏美「良いですの～！ただし代わりに終始、様子を動画に収めさせてほしいですの！」

恋「それは全然かまいませんが…」

夏美「手巻き寿司パーティーやLiella!の豆まきの様子をLtubeに投稿したらバズるに決まってますの！その為なら鬼役なんて安いものですの！」

恋「わかりました！それでは鬼さんに豆を投げる時は優しくしないとですね！」

可可「楽しみデス！！」

かのん「……夏美ちゃん…アレの用意はできた？」((コソッ…

夏美「もちろん調達してきましたの！これでさらにバズり確定ですの！」((コソッ…

かのん「あとで私用にも動画ちょうだいね！」((コソッ…

夏美「もちろんですの！」((コソッ…

恋「？？？」

恋「…という感じで豆を歳の数と＋1個食べる感じですね。あとは有名な鬼のお面を付けた方に鬼はそと！福はうち！と言いながら豆を投げつける感じですね」

可可「豆…あんまり味はしないデスね…」((ポリポリ…

かのん「豆だからね」

夏美「こっちに色んな種類の豆も用意しましたのー！」

恋「わぁ～色んな種類がありますね！いただいても良いですか？」

かのん「こっちのとか甘いね！こっちはあられっぽい！」

夏美「もう既に勝手に食べてる人もいるから良いですの」

可可「こっちの豆の方が美味しいデス！！」

恋「そうですね！何を挟みましょう…迷ってしまいますね…」

可可「ツナに納豆…色んなお刺身…レタス巻もシンプルで好きデス！！」

かのん「あー…そこで！恋ちゃん可可ちゃん見て！2人の為に作ったの！恵方巻き！」

夏美「わたし達の特製太巻きですのー！これ一本丸ごといっちゃって良いですの！」

恋「これは…かなり太いですね…ボリューミーですね…」

可可「とっても太いデス！太巻きというやつデスね！」

夏美「そりゃあもちろん納豆ですの！あとオクラも！それも夏美特製のネバネバ増し増しの！」

恋「わざわざお2人ともありがとうございます！それでは早速…今年は南南東ですから…」

かのん「あー待って待って！」

恋「どうされました？」

かのん「せっかくだからさっき話してた色んなルール取り入れてみようよ！」

可可「どんな感じなのデスか？」

かのん「えっと…恵方を向くんだけど目を瞑って1年のお願いごとをしながら食べる！」

恋「それなら聞いたことはありますね」

可可「お願いごともするんデスね！わかりまシタ！それじゃ早速…」

恋「まだ何かルールが…？」

かのん「そう！お願いごとをするのにこの衣装を着たらさらに願い事が叶うし無病息災も見込めるんだって！」

恋「そんなルールまであるのですね！形から入るというものでしょうか」

かのん「そう！クリスマスとかもサンタの服とか着るでしょ？そんな感じ！夏美ちゃん！例の衣装を！」

夏美「はーい！これですの～！」👙

恋「……黄色と黒の…鬼柄の水着ですか…？」

可可「鬼はそとなのに鬼の柄の水着を着るデスか？」

かのん「そう！これを着ることで願いがさらに叶うんだってー！」

夏美「まぁまぁ！細かいことは気にしないですのー！早速2人とも着替えるんですの～！ほらほら～！」

可可「なんだか怪しいデス…」

～～～～～

ｶﾞﾁｬｯ

恋「やはりいくらなんでも際どすぎませんか！」

可可「布の面積が小さすぎデス…下なんてほぼヒモのビキニデス…」

かのん「まぁまぁ！細かいことは気にしないで！じゃあ2人とも目瞑って恵方巻き　はい！」

夏美「この恵方巻き一本食べ切るまでは目瞑ったままじゃないといけないですの～！」

かのん「はいあーん！」

恋「むぐっ！？」

可可「ふぁふ…ん…っ…はふ…ふふぉい…でふ…」

恋「ん…っ…ふ…っ…んむ…はむ…はふ…っ…」

夏美「……((くふふ～良いですの～良い動画が撮れてるんですの～！))」

可可「ん…っ…！ふ…っ…ふぁふ…っ…ふぁ…んぅ…っ…」

恋「ふぁ…んぅ…っ…ん…っ…ふぅ…っ…ふぁふ…っ…」

かのん「2人とも休憩しても良いんだよ！ほら！」((ｽｯ…

恋「ふぁふ…ふぁ…((ﾈﾊﾞ～」

可可「あむ…ん…っふぁ…っ！((ﾈﾊﾞ～」

恋「ふごいネバネバふぇふ～！」((ネバ～

可可「ふぁ…ふ…っ…ネバネバが…！」((ネバ～

恋「あ…ネバネバが胸に垂れて…」

可可「こっちもデス…！目開けて良いデスか！？」

かのん「ダメだよー！食べ終わるまでは目開けたらダメ！」

夏美「しきたりを途中で放棄したらバチが当たりますの！」

恋「うう…ネバネバが…見えない…」((ﾈﾊﾞ～

可可「納豆がネバネバすぎマス…」((ﾈﾊﾞ～

かのん「良いね良いね～！夏美ちゃん撮れてる？((コソッ…」

夏美「バッチリですの！胸もドアップで後ろからのお尻とかのアングルもバッチリですの！((コソッ…」

かのん「オクラの白いネバネバも良い感じだね！((コソッ」

夏美「だから言ったんですの！オクラ入れて正解ですの～！((コソッ」

かのん「ほら！あと半分だから！もう一気にいっちゃお！」ｸﾞｲｯ

恋「むぐっ！？ふぁふ…ん…っ…ふぁへふぁふ…((ﾈﾊﾞ～」((タラー……

可可「ふぁふ…ふ…っ…ふぁへふぁう…((ﾈﾊﾞ～…」((ダラ～……

夏美「おほ！((ヨダレも良い感じですの～！))」

かのん「((ネバネバが垂れながら必死に太いのを咥えてヨダレが垂れてる所良い！！))

可可「んぐっ…ふぅ…っ…ふぁふ…っ…んぅ…っ…んぐ…っ…ふ…っ…ん…っ…((ﾈﾊﾞ～…」((ダラ～…

恋「ふぁふ…ん…っ…んぅ…っ…んぐ…っ…ふ…っ…んぅ…っ((ﾈﾊﾞ～」((ダラダラ…

恋「ん…っ…ふぐ…ふぁふ…ん…っ！ふ…っ…！ぷはぁ…はぁはぁ…なんとか食べ終わりました…」((ﾊﾟﾁｯ…

可可「ふぐ…ふぁふ…ん…っ…ふ…っ…んぐ…っ！可可もなんとか…」((ﾊﾟﾁｯ

かのん「あっ！」

夏美「やば…！」((サッ…

かのん「よし！！じゃあみんなで手巻き寿司パーティーしよっかー！」

夏美「そうですの！なににしようかなぁ！あ！最初はサーモンですの！」

恋「ちょーーーーっと先ほどの風景を撮影したカメラを見せていただいてもよろしいですか？」

夏美「ぎくっ！そんな大したことないですの！」

かのん「そうだよ！ただただ恵方巻き食べてるだけだよ！見てもしょうがないんじゃないかな！」

恋「恵方巻き食べてるだけにしては目瞑ってる時に後ろから気配がした時があった気がしたのですが…」

可可「可可もデス！！しかもこんなネバネバになってしまいまシタし！」

恋「カメラを渡してください！」((バッ…

夏美かのん「あっ…！」

恋「…………なんですかこれは…？」

恋「というかお尻とかそもそも関係ないのに撮ってますしわざとそういう風に撮ってますよね…？」

かのん「いやぁ…偶然だよね？ね！夏美ちゃん！」

夏美「そうですの！そんなわけないですの！」

恋「この為にわざわざ太い恵方巻きを作って目を瞑らせたんですね…？」

かのん「ぎくっ！？」

恋「そもそもこんな水着を着るルールなんてどこにもないですよね？聞いたことないですし。しかもこんなに際どい水着」

夏美「ぎくっ！？」

かのん「そ、そ、そんなことないよ～！ほら！宮城の方とか？宮崎の方とか？」

恋「騙されませんよ？そもそもわたくしと可可さんを選んだのも騙しやすそうだったからじゃないですか？」

かのん夏美「ぎくっ！？」

可可「…………嘘をついたのデスね！こんな際どい水着まで着せて！！！！」

可可「レンレン！？良いのデスか！可可達のこんな恥ずかしい動画！」

かのん「ほっ…((やっぱりすみれちゃんやちぃちゃんだとはこうはいかないからね…！やっぱり恋ちゃんにして正解だったね！あとで恋ちゃんのおっぱいドアップをたっぷり…))

夏美「ほっ…((やっぱり恋先輩はちょろいですの～！こんなことじゃ怒らないのは予想済みですの！))」

恋「それでは次は豆まきですね！鬼役の夏美さん、かのんさんよろしくお願いしますね！可可さん！楽しみですね！」

かのん「え？わたしは…鬼役は……」

恋「なにか言いましたか？」

かのん「いえ…なにも……はい…やります…」

恋「それじゃあ鬼役の2人に鬼の衣装に着替えてもらいましょうか！」

夏美かのん「えっっ？」

かのん「鬼の衣装って…恋ちゃんの家そんな衣装あるの？」

恋「あるじゃないですかここに」

夏美「？？？」

恋「わたくし達が着てたこれ。2人とも今から鬼役になるんですから着ないとおかしいですよね？」

夏美「えっっそれは2人用の…」

恋「おかしいですよね？ね？だってそのままだと服装鬼じゃないですものね？」

かのん「え…あの…その…サイズが……」

夏美「わたしは元から鬼塚だから鬼ですの！」

恋「細かいことは良いから早く着替えてください？」((ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…

かのん「ひぃぃい！鬼！！」

夏美「恋先輩の方が鬼にピッタリですの…」

恋「なにか言いましたか？」

夏美「なんでもないですの！」

かのん「うぅ……恥ずかしいよぉ…」

夏美「まさか自分で着るハメになるなんて…」

かのん「というか可可ちゃんのサイズだから特に胸のサイズがあってないんだけど！なんか悔しい！！！」

夏美「わたくしもですのよ！いくらなんでも恋先輩のサイズは合わないですの！こんなのずり落ちてしまいますの！」

恋「それでは豆まきしましょうか！では早速外へ…」

かのん夏美「えっ！？」

恋「？？なにかおかしいですか？『鬼はそと』ですから豆まきは外でやるものですよね？」

可可「そうデスそうデス！家の中でやったらもう鬼が入ってきてることになるデス！！」

かのん「あの～でも私たち水着だし…」

夏美「それに今は2月ですのよ？真冬も真冬ですの…」

恋「しきたりを無下にしたらバチが当たりますよ？ほら行きましょう」ｶﾞｯ

かのん「ま、まって！ほんとに！外はホントに勘弁して！ごめん！謝るから！」

夏美「もうしませんですの！正直言うと恋先輩ならこういうの気付けないよ！最近の恋ちゃんならイケる騙せる！って言ったのはかのん先輩ですの！」

かのん「ちょっと！夏美ちゃんどさくさに紛れてなんで売ってるの！！」

千砂都「ほんとだ！！寒いと思った～！！」

きな子「わぁ～！東京も雪結構降るんすね～！！」

すみれ「そうよ～神社とか雪かき大変なんだから！」

千砂都「すみれちゃんのおうちは神社だから寒い中大変だね～」

きな子「今日は先輩方2人とも節分だから恵方巻きパーティーに誘ってくれてありがとうっすー！」

すみれ「良いったら良いのよ！北海道からはるばるこっちで一人暮らししてるんだから！わたしの作ったちらし寿司と恵方巻きはどう？」

千砂都「まんっまるに作れたロール寿司と恵方巻きもどうかな！？」

きな子「どっちも美味しいっす～！いくらでも食べられるっすよ～！こんなに振る舞ってくれて幸せものっす～！」

すみれ「あら！今氷点下だって！」

千砂都「暖房付けてこたつでぬくぬくしながらお寿司って最高だね～」

きな子「あとで雪見だいふくもあるっすよ！」

かのん「さっっっむ！！！」((ブルブル…

夏美「しかも雪降ってるですの！！」((ブルブル…

恋「可可さんこれを…鬼の2人に投げつけるだけです」

可可「わかりまシタ！こうデスね！」((ﾊﾞｯ

かのん「いたっ！ちょ、ちょっと待って！！可可ちゃん強いって！」

恋「良い感じです！わたしも！」((ﾊﾞｯ

夏美「いった！痛いですの！優しく投げるってのはどこいったんですの！！」

恋「邪気を祓わないといけないですからね。わたくし達のそういう動画を取る鬼さん達は退治です！！鬼はそと！！」ﾊﾞﾊﾞｯ

かのん「いたっ！！痛い痛い！！恋ちゃんちょっと待って！」((ダッ

夏美「あ！ちょ、逃げるのはずるいですの！そんなことしたらわたしに集中するんですの！」((ダッ

恋「もちろんです！鬼ごっこって言いますから！」追いかけましょう！！」

かのん「鬼ごっこは鬼が追いかける側だから逆だよ！！」((ダダダッ

夏美「追いかける鬼の先でってことですの？」((ダダダッ

かのん「くだらないこと言ってる場合じゃないよ！」

恋「待ちなさい！！鬼達！！逃がしませんよ！！」((ﾊﾞﾊﾞｯ

可可「豆ならいっぱいありマス！！レンレン！全部使って鬼を追っ払いまショウ！！」((ﾊﾞﾊﾞｯ

かのん「いたっ！いたい！痛いって！寒いから余計体に当たるの痛い！！」

夏美「いたい！いたたっ！痛いですの！というか水着だから直接肌に当たる場所が多すぎるですの！」

かのん「というか走ると水着が…ずり落ちてくる…」((ズル…

夏美「こんなのほぼ裸の露出魔ですの！！」((ズリッ…

可可「待て～！！節分楽しいデスねレンレン！おには～そと！」((ﾊﾞﾊﾞｯ

恋「そうですね！今年も良い年になりそうです！ふくは～うち！」((ﾊﾞﾊﾞｯ

かのん夏美「いたたたた！痛い！痛い！(ですの！)もう勘弁して～！！ごめんなさいーー！！！いた！痛い！！！」

終わり