璃奈「出来た、ラブソングイメージシミュレーター」侑「なにそれ?」かすみ編【SS】
……
…………
………………
── Load Complete!!
────『背伸びしたって』START👑 ────
侑(ここって……ライブ会場の舞台袖……?)キョロキョロ
侑(ということは、ステージに立ってるのは……!)
???「───みなさーーん♡」
かすみ「みーんなのプリンセス、かすみんだよー!」
「「「かすかすーーっ!!」」」
かすみ「かすかすじゃないです!かすみんですー!」
「「「かわいいよーーっ!!」」」
かすみ「えへっ♡ありがとう♡」
侑「うわぁぁー!✨️✨️ かすみちゃんかわいいーー!!✨️✨️」
スタッフ「高咲さんっ! すみませんちょっと来てください!」
侑「え? 私……?」
スタッフ「そうです! マネージャーの高咲さんにお願いしたくてっ!」
侑「ま、マネージャーっ!?」
── 楽屋👑 ──
侑「かすみちゃん、お疲れ様!」
かすみ「あ、マネージャーさんお疲れ様です!」
かすみ「かすみんのステージどうでしたっ? もちろん、最高にかわいいとしか言えないですよね♪」
侑「うんっ! 元々かわいいかすみちゃんがより一層キラキラ輝いてかわいい姿で立つステージ……もう最高としか言えないよ!」
かすみ「えへへ~ですよねですよね~♡」
かすみ「でも、かすみんはまだまだ上を目指しますよ! 今日のステージよりも次はもっと大きな会場で!」
かすみ「目標は武道館でソロライブ! 世界中にかすみんのかわいいをいーっぱい届ちゃうんです♪」
かすみ「それが、世界一かわいいソロアイドルであるかすみんの夢ですから!」
侑(この世界のかすみちゃんは、スクールアイドルじゃなくて、ソロで活動するプロアイドルみたいだね)
侑(私はその担当マネージャーって感じなのかな?)
侑(どんな形でも、かすみちゃんはかすみちゃんらしくて本当にかわいいなぁ……)ジーーー
侑(……ん?)
かすみ「? マネージャーさん? 聞いてます?」
侑「……かすみちゃん、ちっちゃくなった?」
かすみ「えっ、かすみん縮んでますっ!?」ガーン
かすみ「そんなっいやですぅ! かすみんこれからまだまだ成長期に入る予定なのに縮むなんてっ!」アセアセ💦
侑(ん、いや……? かすみちゃんがちっちゃくなったんじゃなくて、私の視点が高い?)
侑(そっか! プロのアイドルマネージャーをやってるって事は、私は大人になってるってことだもんね! だから身長が伸びてるんだ!)
侑(やった! これはもう160以上あるよね! これでもう156cm本当にあるの?なんて絶対言われないよ、うん!)パァァァ
かすみ「マネージャーさん……にやにやしてないでなんとか言って下さいよぉ……」ウルウル
侑「あ、ごめんねかすみちゃん。多分私の勘違いだったみたい」
かすみ「なんだもう……びっくりさせないでくださいよぉ!」プンプン!
侑「あはは、ごめんねかすみちゃん」ナデナデ
かすみ「はぅ……/// マネージャーさんのなでなで、優しくて好きぃ♡」ウットリ
侑(身長が伸びた分、かすみちゃんのなでなでもしやすいかも!)ナデナデ
侑(かすみちゃんの容姿は変わってないし、私だけがかすみちゃんよりも大人になってるって事なのかな)
かすみ「それとマネージャーさん、無事にライブも終わりましたし、忘れてませんよね?」
侑「え?」
かすみ「───明日は、かすみんと”大人デート”ですよ♡」
── 待ち合わせ場所🌙 ──
侑「あっ、かすみちゃん! ごめんね、待たせちゃったかな」
かすみ「っ! いえ、かすみんも今来た所ですから全然待ってないですよ」
侑「そっか、それならよかっ……」
かすみ「? どうかしました?」キョトン
侑「あ、いや……今日のかすみちゃん……」ジーーー
かすみ「……え? かすみん、どこか変ですかっ! 髪とか跳ねてますっ……!?」アセアセ
侑「違う違う! 今日のかすみちゃん、いつもより大人っぽくてオシャレだからつい見とれちゃって」
侑「あ、いつもかすみちゃんはかわいいけど、今日は黒を基調として一段とオシャレで大人っぽくてかわいいなっていうか……」
かすみ「~~! はぅ……もうっ、もうですよマネージャーさん……っ!///」カァァァァ
侑「かすみちゃん? 赤いみたいだけど、大丈夫?」
かすみ「はい、大丈夫ですっ! 当たり前じゃないですか。今日はかすみんと大人デートなんですよ」
かすみ「誰よりもオシャレして、かわいいって言って貰えるためにここで待っていたんですから!」
侑「そうだったんだ、ありがとう。かわいいかすみちゃんにそこまでして貰えて、私は本当に幸せ者だな♪」ニコッ
かすみ「っ!/// もう、そういうこと当然のように言ってくるの、本当にずるいです……///」
侑「? かすみちゃん?」キョトン
かすみ「なんでもないです! まずは今日の大人デートの一歩目、待ち合わせの服装でドキドキは達成ですね!」
かすみ「この調子で今日はマネージャーさんをドキドキキュンキュンさせちゃうので、覚悟しててくださいね!」
侑「うんっ! とっても楽しみにしてる!」
侑「それと改めて、ドラマ出演決定おめでとう!」
侑「現役高校生のソロアイドル中須かすみ、胸きゅん恋愛ドラマ出演決定!ってネットでも凄く話題になってるよ!」
かすみ「えへへ、当然です! またまたかわいいかすみんが世の中に知れ渡ってしまいますね~♪」
侑「ふふっこんなにかわいくて努力も怠らないかすみちゃんなら当然だよ!」
侑「今日だってそのドラマ演技に向けた大人なデートの練習しているんだもん」
侑「私もかすみちゃんが演技の雰囲気を掴めるように、相手役頑張るからね!」
侑「あ、でも本当に私でよかったの? 素人の私じゃ練習とはいえ恋人役なんて務まらないんじゃ……」
かすみ「むぅ……マネージャーさん『で』、じゃなくてマネージャーさん『が』! いいんです!」
かすみ「……かすみんの恋人役は、マネージャーさん以外考えられませんから……///」
侑「ぇ……? かすみちゃん……?」
かすみ「………///」ドキドキドキ
侑「それでも私、精一杯かすみちゃんの相手役を頑張るからね!」
かすみ「………」ハァ…
侑「? かすみちゃん?」キョトン
かすみ「ほんっとうにマネージャーさんは、にぶにぶさんなんですから……」
侑「?」キョトン
かすみ「……でもいいです! 今日の大人デートで、マネージャーさんは絶対にかすみんにガチ恋しちゃいますから♪」ニヘッ
侑「あははっ私はもう既に、かすみちゃんにガチ恋してるつもりだよ?」
かすみ「……ガチ恋の意味、分かってるんですか?」
侑「え? ガチで恋しちゃうくらい、かすみちゃんの事が大好きって事じゃないの?」
侑「私はマネージャーって立場だけど、かすみちゃんのファンの誰にも負けないくらいかすみちゃんの事をこれからも応援して大好きでいるつもりだよ!」ニコッ
かすみ「……///」
かすみ「ちょっと違いますけど、まあいいです」
かすみ「そういう所も含めてマネージャーさんですもんね、えへへっかすみん諦めませんから!」
かすみ「ほらっ行きましょう♪」グイッ
侑「わっ、うんっ♪」
侑「かすみちゃん、足大丈夫? ヒールで足痛くなったりしてない?」
侑「歩きづらかったら私に掴まっていいからね」
かすみ「ありがとうございます、大丈夫ですよ!」
かすみ「かわいいかすみんは、オシャレのために手を抜いたりはしませんから! ヒールだって痛くならない歩き方を練習してきましたので♪」
侑「流石かすみちゃん、余計なお世話だったね」
かすみ「あ、でも……」
── ギュッ♡
かすみ「マネージャーさんの腕は、掴ませていただきますね♡」ギュッ♡
侑「え? やっぱり足痛かったの……?」
かすみ「むぅ、違いますよぉ……こうやって腕を組んで歩いた方が近くでいられますし……///」
かすみ「それに、こっちの方が大人デートっぽいですから♡」エヘッ
侑「っ!///」
侑「あはは……そっか……///」
かすみ「えへへ……♡」ギュゥッ♡
かすみ「うわぁ綺麗……お台場の夜景を見ながらお食事が出来るなんて……」
かすみ「素敵な場所ですね、マネージャーさん!」
侑「本当だね、喜んでもらえてよかった♪」
侑「大人な雰囲気のデートなら、こういう所がいいかなって」
かすみ「はい、まさに大人デートにぴったりな場所です♪」
かすみ「……///」キョロキョロ
侑「? どうかしたの?」
かすみ「あ、いえ……このお店もですけど、周りのお客さんも大人の綺麗な人ばかりで、ちょっとだけドキドキしちゃって……」
侑「今のかすみちゃんだって、周りのお客さんに負けないくらい大人っぽくて素敵だよ」
かすみ「っ!/// そ、そう、ですか……///」ドキドキ
侑「ふふっ、でもドキドキして少し緊張してるかすみちゃんもかわいいよ♪」ニコッ
かすみ「~~っ!/// もっもうもうっ、だからそういう所ですよ~っ!///」カァァァ
侑「え、そうかな?」
かすみ「……やっぱり大人ですから、こういうお店とかよく行くんですか?」
侑「うーん、よくは……あ、でもそれなりには行ってるのかも?」
かすみ「ぇ……」
かすみ「そ、それってもしかして……恋人とかと、ですか?」
侑「え? あぁ全然そういうのじゃなくて、お偉いさんとか営業先の人とかと食事する時に来てるだけだよ」
かすみ「っ! な、なるほど、マネージャーのお仕事での話でしたか……」ホッ
侑「うん、そう考えると家族や友達ともこういう場所って来たことないかも」
かすみ「そ、そうですかそうですか……!」パァァァ
侑「? どうしたの、にやにやして?」
かすみ「な、なんでもないですっ!」
かすみ「じゃあ……///」
侑「?」
かすみ「かすみんが、初めてプライベートで一緒に来たってことですよね……♡」
侑「え? うん、そうかも……?」
かすみ「えへへ、かすみんが初めて……えへへ、えへへへへぇ……♡」ニコニコ
侑「あはは、なんだかよく分からないけど喜んで貰えてよかった♪」
侑「そうだね、でも多分それはお酒だからかすみちゃんが飲むならこっちのメニューに書いてあるよ」
かすみ「あ、ありがとうございます♪ マネージャーさんも遠慮せずにお酒飲んでいいですからね?」
侑「ありがとう、でも流石に未成年の前では遠慮しておくよ」アハハ
かすみ「むぅ……かすみんも大人だったら一緒にお酒飲めたのになぁ……」
かすみ「……かすみん、早く大人になりたいです」
侑「そうなの? でも、高校生の数年間しか経験できない時間はとっても大事だし、楽しい時だと思うけどなぁ」
かすみ「……マネージャーさんの高校生の時ってどんな風だったんですか?」
侑「私? うーん、今とそんなに変わらないかな? 高校生の時はスクールアイドルのマネージャーみたいなことしてて、本当に今と変わらないことしてたもん」アハハ
かすみ「そうなんですか……高校生の時のマネージャー……見てみたかったなぁ」
侑「写真なら多分スマホに入ってるよ?」
かすみ「えっ本当ですかっ! ぜひぜひ見たいですっ!」
かすみ「えっ!? か、かわいい~~っ!!」
かすみ「マネージャーさん、高校生の時はツインテールだったんですね!」
かすみ「今と全然雰囲気違ってかわいい……///」キュン
侑「ふふっ流石に社会人になってからは髪型も少し変えてみたんだ」
かすみ「……でも、今のマネージャーさんの下ろした髪型も大人っぽくてかすみん、大好きです♡」ニコッ
侑「あはは、ありがとう♪」
かすみ「……でも、いいなぁ」
侑「?」
かすみ「もしかすみんがマネージャーさんと近い歳で生まれてたら、この写真の人みたいにマネージャーさんと一緒に高校生活が送れたのになぁ……」
侑「うーんそれも素敵だけど、私はかすみちゃんより大人で良かったと思うよ?」
かすみ「え?」
侑「だって、そうじゃなきゃ今のかすみちゃんのアイドルマネージャーが出来なかったんだもん」
侑「私、かすみちゃんのマネージャーでいられてすっごく幸せだから♪」ニコッ
かすみ「っ!///」ドキッ
かすみ「も、もうっ……/// マネージャーさんって、本当にかすみんの事が大好きですね~?」ニヤニヤ
侑「うんっ! だってかすみちゃんは私にとって1番のアイドルだもん♪」ニコッ
侑「いつだってかわいいところも、負けず嫌いで誰にも譲れない強い芯があって、それで努力を怠らないところも……」
かすみ「も、もうっわかりましたから~っ!/// それ以上はかすみんが耐えられないので抑えてください~っ!///」カァァァ
侑「ご飯、美味しかったね」
かすみ「はいっ是非また来たいです♪」
侑「あ、ちょっと待っててねお会計済ませてくるから」
かすみ「え、待ってくださいかすみんが出しますよ?」
侑「いや、流石にかすみちゃんに払ってもらう訳には……」
かすみ「むぅ、大人デートなんですからそこまで子供扱いしなくていいんですよっ!」
かすみ「今日はかすみんに付き合って貰ってるんですし、アイドルのお給料だって頂いてるんですから!」
侑「でもかすみちゃん、お給料は親御さんに預けてお小遣い制なんでしょ? 流石にそれは……」
かすみ「じゃあ、半分出します! マネージャーさんばっかり払わせたくありませんから……」
かすみ「それにその方が……」
侑「?」
かすみ「……その方が、またマネージャーさんとたくさんデート出来ますから♡」ニコッ
侑「っ!///」ドキッ
かすみ「えへへっだから約束ですよ、またかすみんと一緒にデートしてくださいね♡」
侑「……あはは、わかったよ♪」
── 夜景スポット🏙✨️ ──
かすみ「……綺麗で、静かで、とってもロマンチックな場所ですね」ウットリ
侑「うん……そうだね……」
侑「……かすみちゃん、ここなら周りも気にせずに……」ジッ
かすみ「えっ……/// ま、マネージャーさん……?///」ドキドキドキ
かすみ「っっ///」キュッ
侑「ここなら、ドラマの演技練習も出来そうだね」
かすみ「……へ? 演技?」
侑「うん、ドラマの演技。え? かすみちゃん?」
かすみ「えっ、あっ! も、勿論ですよ忘れてなんていませんからねっ!?///」
かすみ「もう……びっくりさせないでくださいよ……///」ドキドキ
侑「?」キョトン
かすみ「……全く、マネージャーさんがそういう事するなら、かすみんだって本気だすんですからね?」
侑「え?」
侑「うんっ任せて!」
かすみ「それじゃあ……いきますよ?」
かすみ「………」スゥ…ハァ…
かすみ「わぁ……素敵な景色……♪ えへへ、今日は一緒にこれて本当に楽しかったです♪」
かすみ「また、是非一緒に来たいです」
かすみ「”侑さん♡”」
侑「っ!」
かすみ「あれ? どうしたんですか? 改めてかわいくて、いつもより大人っぽいかすみんに、ドキドキしちゃいました……?」
かすみ「えへへっ嬉しいです♡ かすみん、侑さんにかわいいって言ってもらう為に沢山努力したんですから♪」
かすみ「寒くてもかわいいミニスカを履いて、少しでも大人っぽく見えるようにヒールも履いて……」
かすみ「どうして、そこまでしてかわいいって言ってもらいたいか、分かりますか?」
かすみ「───かすみんは、侑さんの事が大好きだからです♡」
かすみ「………///」ドキドキドキ
侑「あ、えっと……///」
侑「すっごく良かったよかすみちゃん! なんかもう、ドキドキしすぎちゃって目が離せなかった演技というか……」
かすみ「……演技じゃ、ないです」
侑「へ?」
かすみ「……演技じゃなくて、今のが本当のかすみんの気持ちって言ったら……マネージャーさんは困りますか……?」
侑「ぇ……」
かすみ「かすみん、本気ですよ……///」
かすみ「本気で、マネージャーさんの事が……///」ジッ♡
侑「っ!!///」ドキドキドキ
かすみ「……んっ♡」
侑「だっダメっ!///」🤚クチオサエ
かすみ「ムグッ!?」
かすみ「……マネージャーさん?」
侑「……ごめん」
かすみ「……かすみんが、子供だからですか?」
侑「うん、そうだよ」
かすみ「っっ! それなら、子供扱いしないでくださいって何度も……!」
侑「かすみちゃんが私を想ってくれたのは嬉しい。私も立場が違ったら、その気持ちに応えようとしたと思う」
侑「でも、かすみちゃんは、アイドルなんだよ? そして私はマネージャー」
侑「だからかすみちゃんには分かって欲しい」
侑「私には私の立場があって、かすみちゃんにはかすみちゃんの立場がある。それはかすみちゃんが1番理解しているはずでしょ?」
かすみ「………」
侑「別に今後も恋愛しちゃダメって訳じゃないよ、アイドルに真剣なかすみちゃんなら、ファンの事も考えて絶対に上手くやってくれると思うし」
侑「でも、その恋愛は本当に今しなくちゃいけないことなのかな?」
侑「私は、一時の感情でかすみちゃんに間違えて欲しく無い」
侑「だからごめんね。そしてお願い、もう少し考えて欲しいの」
かすみ「………」
侑「え?」
かすみ「鈍感さんでにぶにぶで、恋愛のレの字も分かってないくせにかすみんにお説教しないでくださいっっ!!」
侑「なっ! 私はかすみちゃんに今の立場や未来のことを考えて欲しくてっ!」
かすみ「それはかすみんだって分かってますっ!!」
かすみ「マネージャーさんが理解してないのは……かすみんの想いですっ!!」
侑「えっ……?」
かすみ「アイドルの立場も、マネージャーさんの立場だって全部全部、考えてますよっ!!」
かすみ「いっぱい恋愛のことも未来のことも、アイドルのことも考えて考えて、悩んで悩んで……」
かすみ「まだ子供かもしれませんけど、それでも大人に近づけるようにちょっとくらい背伸びしたって……!」
かすみ「全部考えた上で、かすみんは……」
かすみ「───誰よりも1番かすみんを大好きだって言ってくれる、侑さんの事がかすみんと同じくらい世界で一番大好きで……っ! 今この想いを伝えたいって思ったんですっっ!」
かすみ「侑さんはかすみんのどこが大好きなんですかっ!?」
侑「えっ!?」
かすみ「ほら、かすみんを想ってくれてるなら言ってみてくださいっ!」
侑「……かわいいところ」
かすみ「それだけじゃありませんよねっ!?」
侑「かわいいだけじゃなくて、誰よりもかわいいを研究して、仕草から気遣い、呼び方や目線も全部考えてかわいいって思えるように努力してる所は尊敬しちゃう!」
侑「負けず嫌いで、見えない所でいっぱい泣いて悩んでる所はきゅんとして支えたくなる。嬉しい時にぱあっと咲かせる笑顔は私まで笑顔になっちゃうくらい愛おしい……!」
侑「他にも……!」
── ギュッ!
侑「っ!///」
かすみ「ありがとうございます……♪ 侑さんのかすみんの好きな所、いっぱい聞けて幸せです♡」
かすみ「……かすみんも、同じくらい侑さんの好きな所、言えますよ……?///」ギュッ♡
かすみ「かすみんのことを優しくなでなでしてくれる時は、ずっとキュンキュンしてドキドキが止まりません……///」
かすみ「かすみんより背が高くてかっこよくて、目線を合わせたくて、つい背伸びしちゃいます……///」
かすみ「仕事をしてる姿もかっこよくて、横顔を眺めるているだけでにやにやしちゃいそうになります……///」
かすみ「だけどかすみんを見て、子供のようにキラキラした目でときめいちゃってる顔はかわい過ぎて、たまに嫉妬しちゃうくらいです……///」
かすみ「……でも、何より1番好きな所は……///」
かすみ「誰よりも、かすみんを1番大好きでいてくれる所、それが1番です♡」ニコッ
侑「っ!///」ドキッ
かすみ「……かすみんの想い、少しは伝わりました? にぶにぶさん♪」ニヘッ
侑「うん……///」
侑「あはは、マネージャー失格だな私……かすみちゃんのこと全然分かってあげられてなかったって気付かされちゃった……」
侑「……それと同時に、マネージャーって立場を利用して、かすみちゃんに恋する気持ちを隠してることも……///」
かすみ「……へ? じゃあ……///」
侑「……この際だから言っちゃうね?」
侑「私も、かすみちゃんが大好き。あんなに私の事を想ってくれた、かわいい告白されたら……もう、隠し通せないよ……///」
侑「……あはは、そうなる、ね……///」
かすみ「う、ぅぅぅぅ……」ポロポロ
侑「え、かすみちゃんっ!?」
かすみ「嬉しい~っっ……!! 良かったぁ~っ……!!」ポロポロ
かすみ「こんなに大好きなのに、かすみんの事は恋愛対象じゃないって言われたらどうしようかって~っ……!」ポロポロ
侑「……ありがとう、こんなにかわいいかすみちゃんに告白して貰えて、私は本当に世界一の幸せ者だね♪」ナデナデ
かすみ「グスン……えへへっ♡ じゃあ、これからもかすみんとずっと、ずーっと一緒ですよ……♡」
かすみ「かすみん、これからも侑さんにかわいい、大好きって言って貰えるように沢山努力しますから♡」
かすみ「あ、もちろんアイドルのことは細心の注意を払うのでご心配なくっ! なんなら卒業する覚悟もありますからっ!」
かすみ「えへへっおはようからおやすみまで、どんな時でもかわいくてキュンキュンさせちゃうような理想の恋愛をずっと……♡」
侑「あ、えっと……その前に私から言わなきゃいけないことが……」
かすみ「え?」
かすみ「え、な、なんですかっ?」
かすみ「もしかして侑さん、多額の借金があるとか……? 実家が実はこわーい人とか……?」
かすみ「それくらいならかすみん、全然一緒に背負いますけどっ!?」
侑「あはは……別にそういうのじゃなくて、私の体の事で……」
かすみ「体……? えっ!? まさか重い病気とかっ!? 嫌ですかすみんを残して死なないでください~っ!」ギュー
侑「違う違うっもういいや、脱いじゃお」ヌギヌギ
かすみ「? なんで靴を脱いで……」
侑「………」チマッ
かすみ「……え? 侑さん……ちっちゃくなりました?」
侑「あはは……私、実はずっとシークレットブーツを履いてたんだよね」
侑「高校の時に身長止まっちゃって……それがちょっと悔しくて、ずっと誰にも内緒でシークレットブーツを履いて身長誤魔化してて……」
侑「かすみちゃんにも内緒にしちゃっててごめん……せっかく身長が高い所が好きって言ってくれてたのに……」
かすみ「………」
侑「さすがに、ちょっと幻滅しちゃったかな……」シュン
かすみ「侑さん♡ 顔上げてください♡」
侑「え?」
かすみ「───んっ♡」チュッ
侑「んむっ!?///」ンチュ
かすみ「……えへへっこれなら、背伸びしなくても唇が届きますね♡」ニヘッ
侑「か、かすみちゃん……///」ドキドキドキ
かすみ「侑さんも、大人でも背伸びしてたんですね♪」
かすみ「ちょっとだけ安心しました」
かすみ「かすみんも……これからもちょっとでも背伸びして、大人になれるように頑張りますから……///」
かすみ「───約束です、これからもずっとずーっと一緒ですよ♡」
侑「っ!///」ドキッ
侑「もちろんっ! 私とかすみちゃんは、これからもずっと一緒だよっ!───」
──著しい感情の昂りを検知、強制終了します……
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
侑「───かすみちゃんっ!!」ガバッ
かすみ「わひゃぁっ!!? びっくりしたぁ……もうっ! 急にびっくりさせないでくださいよぉ……!」
侑「あれ……かすみちゃんいつの間に制服に……」
かすみ「侑先輩? 大丈夫ですかぼーっとして……」
侑「先輩……? あっそっか私、シミュレーションをしてて……」
かすみ「はい♪ それでどうでしたか、かすみんの曲世界は♪ もちろん、最高にかわいいかすみんにメロメロになってましたよね~♪」(隣座り
侑「っ!!///」サッ
かすみ「え、ちょ、なんでちょっと今避けたんですかぁっ!?」ガーン
侑「あ、えーっとその……///」ドキドキ
かすみ「?」キョトン
侑「ご、ごめんねっ!/// ちょっとだけ外の風に当たってくる~っ!///」
かすみ「えぇっ!? ちょっと侑せんぱーいっ!?」
侑(ま、まずかった……/// 私、あの距離のままだったら、現実世界のかすみちゃんのこと……///)ドキドキドキ
璃奈「侑さん、体に変化とかは特に無い?」
侑「え? 特に無いと思うよ?」
璃奈「なら良かった。シミュレーションによって現実と区別がつかない症状が出るようなら直ぐに止めないといけないから」
侑「あははっ流石にシミュレーションと現実の区別は付けてるつもりだよ」
侑「そもそも現実世界と曲世界じゃ私もみんなも全然違う環境だしね」
侑(何より、現実世界でみんなが私に恋してるわけないもん~)アハハ
璃奈「そう……」
侑「また次の曲世界も体験出来るんでしょっ!」ワクワク
璃奈「うん。是非またお願いしたい」
侑「任せて! 次はどんな曲世界を体験できるのかな~♪」ワクワク
侑「璃奈ちゃん! お願い!」
璃奈「うん、行くよ?」
── ⚡ツナガルコネクト! リンクスタート!⚡
次は小悪魔LOVE♡な後輩💧の曲世界。
また土日あたりに投稿を予定しています。
少しでも楽しみにしていただけたなら幸いです。
引用元:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/11177/1697119305/
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